南場氏が「モバゲータウンの状況」と題するキーノートスピーチを行った。
サービス開始から丸2年が経ち、急成長し続けているモバゲータウンのサービス内容や利用状況が説明され、注目すべき現象としてオンラインサービス上で新しい若者文化が出現していることが指摘された。
また直近の話題として、オンライン上のやり取りがきっかけとなる発生した事件を受けてフィルタリングに関する法律の導入検討がされていることを踏まえ、モバゲータウンでのサービス健全化の取り組みについて解説がなされた。さらに、現状のフィルタリングの数々の問題点についての指摘及びそれらの問題を解決するための案についての説明がなされた。
併せて、フィルタリングによって影響を受ける企業への国内外の投資家の反応や、そうした反応を受けた日本のコンテンツ業界の今後の対応についても紹介がなされた。
ディスカッションにおいては、フィルタリングの事例から派生して、規制法案の健全な成立過程やインターネットのあるべき姿、近代国家として認められるべき国民の自由といった様々なトピックについて議論が交わされた。